[2021/12/04]
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日記【2021年12月4日】 マグカップの持ち方
パソコンで仕事をしながらいつもコーヒーを飲んでいる。机の上は真ん中にキーボードがあり、右側にマウス、左側にコーヒー、というのが定番のポジション。
なので、コーヒーを飲むマグカップに若干のこだわりがある。マグカップ収集が趣味というほどではないが、買い物へ出かけた時には食器コーナーにも必ず行き、気に入ったマグカップを見つけたら買う。デザインに特徴のあるマグカップは在庫数が少なかったり入荷が一点だけの場合も多々あるので、見つけた時にすぐ買わないともう二度と会えなくなってしまう。
仕事の作業でイライラした時でも、お気に入りのマグカップでコーヒーを飲む時がちょっとした癒しになっている。
でも、些細なことではあるが、マグカップについて不満がある。
ほんの些細なことではあるが、僕にとっては物凄く重要な大問題。
どうしてマグカップは右手で持つことが前提になっているのか?
イラストがワンポイントで描かれているようなマグカップは、取っ手を右手で持った時にイラストが正面に来るようになっている。僕が知る限り100%そうなっている。取っ手を左手で持った時にワンポイントのイラストが正面に来るマグカップは一度も見たことがない。
僕はマグカップを机の左側に置き、左手で持つ。大好きなイラストのマグカップだとしても、左手で持って使っている時には全く見えない。普通の無地のマグカップも同然。
一度、底面に動物の鼻から口元のイラストが描かれているマグカップを買ったことがあった。マグカップを口に付けて飲む時に、人間の口元が隠れて動物の口元になるという面白マグカップだ。当然、右手で持つ前提で底面に動物の口元のイラストが描かれているので、左手で持つとイラストの上下が逆になってしまう。このマグカップを使う時だけは右手で持ってコーヒーを飲もうとチャレンジしてみたが、普段と違う動作は非常にやりづらくて飲みづらい。結局、底面のイラストを無視して左手で持って使った。
タイトルにしている写真は、最近買ったマグカップ。右側のマグカップはまさに右手で持つことが前提になっているもので普段は買わないのだが、カップの一部が透明になっているデザインが面白くて、裏側にも小さなイラストが描かれているので左手で持ってもいいかと思って買ってみた。しかし実際に使ってみると、使っている時にこのデザインが楽しめないのはやはり寂しくて、最近は使わずに飾っているのみ。
その後に買った一番最新かつ一番お気に入りが左側のマグカップ。全面にエンボス加工の模様があるので、左手で持っても全く問題ない。
このマグカップはお店で見つけた瞬間に一目惚れしたのだが、値段が少し高かったので即決は出来なかった。とりあえずその場を一旦離れて、他に欲しいものが無ければ買うことにして店内をぐるっと見て回った。結局、他に欲しいものが特に何も無かったのでこのマグカップを買うことにして戻ってくると、そこに他の家族連れがいて、このマグカップを手に取って見ていた。かすかに聞こえてくる会話から察すると、その家族の中の一人がこのマグカップを気に入ったが重さと値段で少し悩んでいるようだ。僕は商品棚の影から「買うな・・・買うな・・・」と念を送った。
しばらくすると、その家族連れはマグカップを置いてその場を離れた。僕の念が通じたのだろう。僕は急いでそのマグカップを手に取り、足早にレジへ向かった。
レジへ行きマグカップを出すと、店員さんがバーコードをピッとしてから何やら確認して、申し訳なさそうに「こちらの商品は展示品の一点限りですので、このままのお渡しになりますが宜しいですか?」と。もちろんOKですよ。と言うかむしろ一点限りのマグカップを買えて嬉しいですよ。
実際に使って見ると、デザインもサイズも全てがしっくりくる。僕の元に来るのが運命だったとすら思えるマグカップ。
この文章も、このマグカップでコーヒーを飲みながらなら書いている。いつもよりスムーズに書けているような気がする。最高だ。僕は遂に自分歴史上ナンバー1マグカップに出会った。