[2021/12/18]
ブログ >
日記【2021年12月18日】 ラーメン大好き?
僕は北海道旭川市に住んでいる。
旭川市はラーメンが有名なので、旭川市外とか北海道外の人と喋ると、僕もラーメンが「大好き」という暗黙の決め付けをされてそういう前提で話を進められることが多々ある。
しかし、僕はラーメンが大好きではない。
と言うと今度はラーメンが「嫌い」だと思われてしまうが、嫌いでもない。ラーメンを食べたい時はあるし、よく行くお店が数件ある。ただし、あえて繰り返して言うが、決して「大好き」ではない。「嫌い」でもない。ラーメンは「普通」である。カレー、牛丼、カツ丼、パスタ、蕎麦、うどん、等々の色んな食べ物と横一線にラーメンも並んでいる。ご飯を食べる時のたくさんある選択肢の中のひとつ。
ラーメンを食べたい時に行くお店はあるが、何十件も食べ歩いて美味しいお店を探したわけではない。普段の行動範囲内の中に行きやすいラーメン屋さんが数件あるというだけだ。もちろんそのラーメン屋さんが美味しいと思っているし、自分の好みの味だから何度も行っている。
旭川市在住という理由でラーメンのことを聞かれること自体は別に構わない。僕も他市や他県の人と話す時に、きっかけのひとつとしてその地方で有名なものから入ると思う。でも、ラーメンはそういう会話のきっかけとしての存在を大幅に超えてくることがしばしばある。
僕のほうから「ラーメンが好きではない」などと言うことは絶対に無い。好きかどうか聞かれるから正直に「特に好きではない」と答えるだけなのに、相手にムッとされる。お勧めの店を聞かれても答えないとガッカリされるし、無難に有名な店を教えると失望される。旭川市というラーメンの有名な街に住んでいて様々な地域の人と話す機会が多いので、そんな経験が非常に多い。こんなことは他の料理では起きない。
ラーメンの話になると正気を失い理性を保てなくなってしまう人が続出するするのはなぜなのか。しかるべき研究所でラーメンの成分を詳しく研究すべきだ。ラーメンに含まれる成分が何かしらの化学反応を起こして、人類がまだ発見していない未知の物質が誕生しているのかも知れない。
もしくは、ラーメンを作っていく過程のどこかの動作が奇跡的に何かしらの儀式になっており、ラーメンには魔力が込められているのかも知れない。