ゴールデンウィーク!ということで夏期営業が始まった旭山動物園へ。自宅から車で10分。駐車場が埋ってしまう前に着こうと思い、開園時間の40分前くらい、8時50分頃に自宅を出発。
退院してから初の夏期営業の旭山動物園。そして退院してから自分で車を運転して1人で来る初の旭山動物園。自分としては素晴らしい記念日。
開園30分前の9時頃に旭山動物園に到着。出来るだけ以前と同じようにしたいと思い、車は正門前の駐車場の更に一段下の旭山公園の駐車場の端っこに停めます。僕は丸1日ずっと滞在するので、いつも端っこに停めてました。歩く距離が長くなるので今の僕には少々大変なのですが、今日はこれでいいんです。
天気がそんなに良くないのでお客さんが多くなくて、駐車場はまだまだ空いていて端っこの乗り降りしやすいところに車を停めることができました。
開園時間の9時30分になり、おもむろにゆっくり歩いて正門まで行き、年間パスポートで入園。冬の間は歩く距離が短くて済む西門から入っていたので、正門から入るは久しぶり。やっぱり正門から入りたい。どうでもいいことかもしれませんが、個人的なこだわりです。
正門から入ると、広場に記念撮影用のオブジェがあり、そこから真っ直ぐに広い通路が伸びています。僕は個人的にこの通路を「メインストリート」と呼んでます。
メインストリートを歩きながら、今日はどういう風に周っていこうか、こんな光景が見れたらいいな、あの動物には絶対に会いたいな、などと考えながら気持ちを盛り上げていきます。途中にアップダウンが何ヶ所かありますが、何度も来て歩き慣れれば何とかなりそう。
急な斜面を昇り、ぺんぎん館に到着。館内に入り、水中トンネルに行くと、ペンギンが泳いで・・・いない。こればっかりは運次第なので仕方ない。そのまま通り過ぎて水中トンネルを出ようとした直前に、後ろから大きな歓声が湧き上がる。振り返ると、ペンギンが水中を飛んでいました。
たくさん何羽も泳いでいるわけではなく2羽がグルグル回っているだけだったのですが、みんな喜んで歓声を上げながら家族で話したり、写真を取ったり、拍手したり、ペンギンに手を振ったりしていました。
そういえば、旭山動物園でお客さんのこういう大きな反応を見たのも久しぶりかもしれない。僕は関係者でも何でもないけど、お客さんが喜んでいる様子を見るのが大好きです。お客さんの歓声を聞くのが大好きです。
大満足で水中トンネルを出て、エレベータに乗って、グルグル歩いて、地上に出て、屋外でペンギンを鑑賞。「ペンギンが近い!」と驚いている人がたくさんいました。こういう声を聞くもの久しぶりで、なんか嬉しいなぁ。
ちなみに、旭山動物園にいるのはキングペンギンです。エンペラーペンギンではありません。間違っている人がいつも結構たくさんいます。この日は、小さな男の子が両親に「僕、知ってるよ。エンペラーペンギンだよ」って教えていて両親が「よく知ってるねえ。偉いねぇ」って褒めてるのを見てしまって、何とも言えない複雑な気持ちになってしまいました・・・。
次は、あざらし館。
館内に入ると人がたくさんいて、マリンウェイを囲んで密集していました。マリンウェイを通るアザラシ待ち。結果から言うと、僕がここにいた間は、アザラシがマリンウェイを通ることは一度もありませんでした。
まぁ、こんな時もあります。仕方ありません。また来よう。・・・でも地元に住んでる僕はそう割り切れるけど、遠方から来た人はそんな風に割り切れないだろうなぁ。なんかゴメンね。でも、旭山動物園は動物に芸をさせてるわけじゃなくてこういう所だからさ。今日はゴメンね。また来てね。
エレベータに乗って上がって外に出ようとして、エレベータ前のホールがスッキリして違和感がある。あれ?なんたっけ?と思って考えたら、ここにあったガシャポンが撤去されてた。この後も園内で意識して見渡したけど、小さなフィギュアのガシャポンが全て撤去されてなくなってた。旭山動物園に来る度に買って、まだ全部揃ってなかったのに。悲しい。
次は、ほっきょくぐま館。
館内への入口の手間にあるガラス面から中を見るとホッキョクグマの親子がいました。ピリカ母さん&ゆめちゃん。
この場所から遠いけど、充分に見れる。館内に入れば身近に見れるのは間違いないですが、館内は一方通行で出口までかなり距離があるので、今日はここから見るだけでいい。
なんて思ってたら、ゆめちゃんがプールに飛び込んだ!
館内なら泳いでる様子を真正面で見れる。どうしよう。中に入ろうか。どうしよう。なんて考えてたら、ゆめちゃんがすぐにプールから上がった。そしてそれからもうプールに飛び込まなかった。うん。中に入らなくて良かった。結果オーライ。うんうん。
次は、もうじゅう館
アムールトラの周りが結構な人だかりになっていて、何か面白いことが起こってるんだろうけど、人だかりの中に割って入っていくのは我慢して、後ろ髪を引かれながら素通り。
ライオンの周りも人がたくさんいるけど、アムールトラほどじゃなくて、人の間に入れるスペースが充分にある。去年の秋のライオンの家族の同居が始まった時は物凄い人だかりだったので、あの頃に比べるとブームは収まったみたい。階段を数段だけ登って途中の踊り場のようなところから鑑賞。
フウ、レイ、イトの三姉妹は岩の上や周りで遊んでいる。
娘たちに定位置を奪われたオリト父さんはすのこの上で昼寝。
イオ母さんは、お隣のアムールトラ一家に近づいてコミュニケーション。
三姉妹、大きくなったなぁ。すくすく成長していて嬉しい。たまにオリト父さんやイオ母さんのところに行ってちょっかいを掛けたり掛けられたりしてるのが「家族」って感じがして可愛い。
それにしても娘を産んだイオ母さんが娘を可愛がるのは分かるんだけど、娘を産んでいないオリト父さんが娘を可愛がっているのが凄いよなぁ。言葉を喋らないライオンのオリトにとってはある日突然に現れた小さな生き物なのに、それが自分の子供だって完全に理解して可愛がっているように見える。
おそらく、娘たちが大きくなったら同居しなくなるだうし、いずれ他の動物園へ嫁いで遠くへ行く。その日まで愛情いっぱいに仲良く過ごして欲しい。
ライオンの宿舎の階段を上まで登り、次はユキヒョウへ。
ユキヒョウのユーリちゃんがお客さんの頭上の定位置でお昼寝してました。
階段を降りて、モフモフのユキヒョウを見上げて、自撮りも何枚か撮影。僕はユキヒョウを下から見上げると、旭山動物園だなぁ~と特に深く思います。なぜかは自分でも分かりません。でも、ユキヒョウが自分にとって旭山動物園を最も感じる光景です。
ところで、小さな子供を肩車してるお父さんが子供に「手、届くんじゃね?触ってみろよ」とか言って触らせようとして、お母さんがそれを辞めさせていました。お母さんが常識のある人で本当に良かった。下から触るのは厳禁です。僕はそういう行動を見た時、その場で注意したらそんな頭のおかしな人から何をされるか分からないのでその場では何もしませんが、後でスタッフさんには報告しています。以前は監視するスタッフさんが常駐していたのですが、今はいないようです。監視を再開して欲しいです。
次は、アムールヒョウ。みらい。
高いところにある丸太の上で寝ていました。丸太にまたがって身体を預けて、腕も足も尻尾も丸太から放り出してダラーっとした態勢。
みらいさんのいつもの態勢なのですが、一般的にはシュっとしてるイメージのヒョウがこんなだらしない格好なのが面白いようで、大勢のお客さんが笑いながら見ていました。
もうじゅう館はこれで一周。
次は、レッサーパンダ舎
ワチャワチャしてるレッサーパンダちゃん可愛い。
レッサーパンダちゃん吊り橋渡ってくれないかな~なんて思いながら上を見上げたら、ふと気づいた。空模様が怪しい。黒い雲が空を覆っていて雨が降りそう。
ここから先は坂が続いているので、もしも雨が降ってきたら登るのも降りるのも非常に危険で、身動きが取れなくなってしまう。残念だけど今日はもうここから先に進むのを諦めて、折り返して正門のほうに向かって行くことに。
戻ってほっきょくぐま館やあらざし館の前を通り過ぎ、きりん・かば館へ。
キリン舎ではキリンがお客さんの近くで草を食べているようで、面白そうだけど物凄い人だかりが出来ていて近づけそうにない。
カバ舎では、屋外には旭子さんと凪子さんが並んでお昼寝。屋内では百吉さんがお昼寝。結局、カバの家族は全員みんなお昼寝していて、動きは全くなし。
カバ舎の中をぐるっと歩いて出口から外に出ました。
カバ舎の裏のほうに行くと、ダチョウがいます。
動物園の端っこで分かりづらい場所です。でも、カバを見た後に忘れずにダチョウにも会いに行って欲しいです。特に春はお勧めです。
桜が植えられており、ダチョウと桜という珍しい組み合わせの光景が見れます。僕はいつもここで春を感じます。知る人ぞ知る旭山動物園の名物です。
ここで今日の旭山動物園は終了。お昼の12時過ぎ。
正門に向かって歩いて行き、正門の近くにあるお土産屋さんで買物。半年ほど前、去年の秋に旭山動物園に来た時は、帰る頃には体力が尽きていましたが、今回は全然大丈夫。冬の間もトレーニングを続けて体力が付いたことを実感。
駐車場の自分の車に乗り込み家路についたら、雨が降り始めました。やっぱりあそこで折り返したのは正解だった。
でも、もっと見たかったなぁ。オオワシ、チンパンジー、カピバラ、ワオキツネザル、テナガザル、オランウータン、・・・等々。もうちょっとだったんだけどなぁ。
よし、明日も来よう。明日も旭山動物園。2日続けて旭山動物園だ。
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