4月末の「ゴールデンウィーク」の連休の初日から夏期営業が開始したので、その初日に行きました。旭山動物園は4月上旬で冬期営業が終わって、2週間くらい休園し、それからあらためて夏期営業が開始します。
正門前の公式駐車場に車を停める。僕は正門から近い場所に停めたいので早めに1時間前くらいに到着。なのに、もう既にたくさん車が停まっていて、入場の行列ができ始めている。みんな早過ぎじゃない?
夏期営業の初日はオープン時間の前に開園式が行われます。人がたくさん集まるのは分かってるけど、それでも、数年ぶりに開園式を見たかったのです。
開園式が終わり、園内を歩いていく。冬の間は西門から入ってペンギンの散歩だけ見ていたから、ここを通ってなかった。ほぼ半年ぶりの道をゆっくり歩いていく。
ぺんぎん館。
館内に入って水中トンネルから見たかったのだけど、入館の行列ができてる。まぁ、そりゃあねぇ、開園式を見てた大勢の人が一気に流れてきたら、こうなるよねぇ。すんごい長い行列ではないけど面倒なので水中トンネルは断念。僕は地元民だからね。また来ればいいさ。
ぺんぎん館を外から鑑賞。
のんびりと日向ぼっこしてるキングペンギン。見慣れた光景。
おぉ、ジェンツーペンギンがまだ外にいる。ジェンツーペンギンは寒さに強くて暑さに弱いので、夏になると外に出てこない。ジェンツーペンギンに会えるのは今年もあと僅かだろうなぁ。
プールでは、イワトビペンギンが水面をジャンプしている。とても良い光景を見れた。これは水中トンネルからは見れない光景。ラッキー。すぐにこっちに見に来て良かった。
あざらし館。
館内に入ってしばらくマリンウェイを見ていたけど、僕が見ている間はアザラシが1回も通らなかった。マリンウェイを通るアザラシを見たくて待機する人が多くて、そこに新たに人が入ってきて、館内の人が増えて混んできたので、外に出る。
外からプールを見る。気持ち良さそうにスーっと泳いでいたり、プカプカ浮いていたり、陸地で日向ぼっこしてたり、春のアザラシ達はのんびり。
もうじゅう館。
アムールトラの親子がゴロゴロダラダラとしてる。仲良し母娘。
しばらく見てたけど、2頭とも横になってそこから特に動きはなさそうなので、ライオンの方へ。
ライオンの家族は、ギュッと固まって集まってるわけではないけど、適度な距離感で程々に集まってる。今日も仲良し。
つい1ヶ月前の冬期営業の時には無かった新しい施設が追加されていた。高い櫓ができていて、1頭が登っていた。
後からもう一頭登って来て2頭でじゃれ合う。カワイイ。
ちなみに、正直なところ、誰が登っているのか?僕には分かりませんでした。以前なら2頭の娘たちがまだ小さかったので、一目でイオ母さんと見分けられまたが、今は2頭の娘たちが大きくなったので、一目で見分けられなくなってしまいました。
スタッフさんの話によると、「子供達は怖さよりも好奇心が勝ってよく登って遊んでいる」とのことなので、この2頭も娘のフウとレイかもしれません。
ユキヒョウのユーリは陰になってる場所で涼んでました。まだそんなに暑くはないと思いますが、冬から春になって急激に暖かくなってきたので、まだ慣れないのかも。
アムールヒョウはデンくんとみらいさんの同居が始まっていました。
僕が見ていた時は、2頭に距離がありました。デンくんは自由に動きながらちょっとずつさりげなくみらいさんに近寄ろうとしてるっぽいんだけど、みらいさんがそれを察知してすぐに動いて距離を取るので、距離は縮まらない。
でも、他の色んな人のSNSの投稿によると、デンくんとみらいさんが仲良くしてた、という情報もあるようです。これからも優しく見守り続けたいと思います。
ほっきょくぐま館。
円山動物園に行っていたホクトくんが帰ってきて、ピリカさんとまた同居しています。
ホクトくんとピリカさんは3年くらい前にも仲良く同居していて、子供を授かって2021年12月に赤ちゃんが産まれ、ゆめちゃんと名付けられました。
その後、ピリカさんはゆめちゃんの子育てに専念し、ホクトくんは円山動物園へ移動していくました。ホッキョクグマの子育ては2年だそうで、ゆめちゃんは2023年11月に兵庫県神戸市の王子動物園へ巣立って行きました。
そして、ホクトくんが帰ってきて、ホクトくんとピリカさんはまた同居を始めました。2頭目の赤ちゃん(ゆめちゃんの弟か妹)が産まれたらいいなぁ。
そういう関係もあり、ほっきょくぐま館の「もぐもぐタイム」はやっていないようです。なので、ホッキョクグマが確実にプールに飛び込んで水中を泳ぐ時間はありません。でも、2頭のホッキョクグマが一緒に過ごしている光景は見ごたえ充分です。お客さんに接近する時もあり大迫力です。
ちなみに、ゆめちゃんは王子動物園でも元気いっぱいでアイドル的な大人気だそうです。小さな赤ちゃんの頃から見ていた者としては、ものすごく嬉しいです。
レッサーパンダ舎。
僕が着いて見始めた時に、タイミング良く1頭のレッサーパンダが頭上にある吊り橋を渡っていきました。そして、レッサーパンダ舎の向かいにある樹に登って行きました。
お客さんからものすごい歓声が沸き起こる。「え?逃げたの?違うの?あそこからは逃げないの?」なんて話し声も聞こえる。この光景、初めて見た人はビックリするよね。
園内のここから先は急な坂が続く。歩いて行くのが大変なので、進むか、戻るか、自分の中での分岐点。今日は夏期営業の初日でものすごく人が多くて、その中で気を付けながら歩くのに疲れてしまったので、ここで戻ろう。
かば館。
旭子ちゃんと凪子ちゃんは外で日向ぼっこしてお昼寝。
屋内に入ると、百吉さんが豪快に泳いで水中散歩。
ダチョウ舎。
毎年、ゴールデンウィークに旭山動物園に来てダチョウ舎を見るのがものすごく楽しみです。
ダチョウ舎の中で桜が綺麗に咲いています。ダチョウと桜という珍しい光景を見ることができるし、ここの桜が旭山動物園の園内で一番綺麗だと思います。
スタッフさんが来たので「なぜダチョウと桜を組み合わせようと思ったのですか?」という質問をしてみたら、「園内の色んな場所に桜を植えたが、ダチョウ舎の桜が一番綺麗に咲き続けて残った」「なぜこんなに綺麗に咲くのか理由は分からない」「ダチョウのフンに何らかの成分があるのかな?どうだろう?分からないけど」との回答でした。
ちなみに、カバ館の隣にきりん舎があるのですが、ちょうどタイミング悪く、僕が見やすい位置にキリンが来ることはなかった。仕方ない。そんな日もあるさ。
さて、帰ろう。正門まで歩いていく。
正門に着いて、お土産屋さんに寄ろうと思ったら、お店が変わっていた。
綺麗でオシャレになっていた。このほうが観光のお客さん達は入りやすくて利用しやすいんだろうなぁ。間違いなく絶対に良いことなんだけど、昔の名残がなくなっていくのが個人的にはちょっと残念な気持ちもあったりして。